株式会社常磐植物化学研究所
株式会社常磐植物化学研究所
Googleが提供するノーコード開発プラットフォーム「AppSheet」を用いて、消耗品の入出庫管理を見える化し、業務を効率化するアプリを開発しました。
このアプリは、事前に登録した社員番号や消耗品と紐づくバーコードと連携し、「誰が」「いつ」「どのくらい」消耗品を利用したかを把握することができます。また、消耗品の種類や保管場所ごとに在庫数を確認・管理できる在庫一覧や、消耗品の入出庫を記録・確認できる入出庫履歴、消耗品の補充が必要となった場合にメールで通知する機能などがあり、適正に入出庫を管理することができます。
株式会社常磐植物化学研究所(以下、常磐植物化学研究所)では、これまで工場内の消耗品の入出庫管理を紙ベースで行っていました。しかし、この方法では適切な個数管理が難しく、棚卸差異(在庫差異)が生じることがあり、過剰な在庫や在庫切れが発生していました。さらに、常磐植物化学研究所の工場は複数の棟に分かれており、広い工場内のいろいろな場所に消耗品が保管されているため、担当者が各棟を周って入出庫管理表を確認し、手作業で在庫や出庫数を集計して消耗品を発注する手間と時間がかかっていました。
消耗品入出庫管理アプリを導入したことで、過剰発注や在庫切れを防止し、適切な入出庫管理、コスト管理ができるようになりました。また、PCやタブレット、スマホで手軽に入出庫状況を確認・管理できるため、担当者が確認のために各棟を周る必要がなくなり、システム化で集計作業も簡単になったため、大幅に作業時間が短縮されています。
その他、紙ベースから電子化されたことで、入出庫管理表の紛失・消失リスクが削減され、入出庫管理業務の属人化防止にも役立っています。
常磐植物化学研究所は、「植物化学」の専門企業として、植物成分の抽出・分離精製に関する幅広いノウハウを蓄積し、医薬品をはじめ化粧品・健康食品・食品添加物の分野で、国内外の2000社を超えるお客様に商品を提供している企業です。常磐植物化学研究所では、積極的にDXを推進しており、今回のアプリ開発では、アイエンターが要件定義から、AppSheetを用いたアプリ開発(開発期間:1~2ヵ月)、テストまで支援し、リリース後のアプリ運用は、常磐植物化学研究所のご担当者が対応しています。